こびとの靴屋さん

息子たち相手にたまーに発生する「小人の靴屋さん業」。

今回は、過去に請け負った「夏休みの宿題のポスターの色塗りの仕上げ」とか「夏休みの宿題の刺繍の図案作り」
とか「夏休みの宿題の自由研究の仕上げ」とか、もちろん夜中に本物の靴を作るわけではなく(笑)、
バイクのカウルの擦り傷修理。

長男が夏休みを利用して愛車を色々いじっていたら、家の車庫の地面が少し斜めだったのが
原因でジャッキが抜けてバイクが倒れたらしく、可愛いRVFの脇っ腹に擦り傷がついたと。。
いやいや200ｋｇ、息子側に倒れず良かった(O_O;)

幸いキズは少し削って丁寧に磨けば目立たなくなるレベルだし、息子にはいい経験だし、
乗り物乗るならこのくらいは自分で直すのも当たり前。

そこは本人も「バイトの合間に直す…(´・_・`)」と話していたんですが…聞いてみたら
数日後に友達とバイク数台でツーリングの予定あり。
でもバイトの予定表を見たら直す時間なんて全くない。。。

勝手に察するにツーリングはやはりピカピカの状態で行きたいと思う。
そのキズ、自分でコケたとかも思われたくないし(笑)（←私ならココは絶対にそう思う＾＾；）

まぁコケるのが恰好悪いのかジャッキ抜けるような作業するのがショボいのかの判定は、可愛い息子の話なので
そっとあっちに置いといて…ｗ

とにかく愛車に対するこの手のショックは誰よりもよくわかる母さん(笑)
そしてこういうの直すのもものすごく大好きな母さん。

もう長男にしてあげられる事もほとんどなくなってきた今日この頃なのと、バイク可愛さに
我慢できずリビングの隅で修理待ちしていたカウル、仕事場に誘拐してきました(笑)

↑↑↑こっちは負傷していない側。

早速キズを消して、ステッカーをザクザクーっと作成。

ステッカーは本体に近い色がすぐに手に入らなかったので、今回はひとまず似た色で代用。

文字の色味違いは仕方ないとして…

「ぱっと見」キズ跡は全くわからなくなりました

後日、長男が取り寄せたステッカーで「HO」作り直しのアフターサービス。

今度の色合いは他の部分とほぼ同じになったので、これでこびとさんの作業終了

…と思いきや。
「[O]の文字さ、貼る時ちょっと曲がっちゃったからもう一枚作ってくんない？」と。

自分でやれ★( ﾉ;_ _)ﾉ

バッグのリペア

お客さまから、バッグのリペアのご依頼をいただきました。
犬印鞄製作所さんのショルダー。

大切なバッグなのに、大分痛みが出てしまい最近は使えない…とのこと。

老舗店のカバンなので購入したお店での修理もおすすめしましたが、「もうお店に送ったり
色々出来ないから…」とのことで『少し雰囲気が変わってしまうかもしれない』ことに

ご了承をいただいたうえで承りました。

擦り切れてしまった底角は一旦縫製をほどいて革のコーナーパーツを取り付け。

フラップ周りのテープ交換も必要だったので、こちらも全て外してから革のパーツに
近い色のテープに交換して底角が目立ちすぎない用にバランスを取ってみました。

ショルダーテープも同じチョコ系統の色にしようかと思いましたが、持ち主が女性の

お客さまだったので、あまり重いイメージになりすぎないようにもともとのテープに近い色を

探し（に探し…＾＾：）お取替え。

「また使えるようにしてくれれば、あとは全てお任せするわ」とおっしゃっていただいたので、
実物をお見せしてお受け取りいただくまで心配でしたが、お渡しの際に「ありがとう＾＾♪
これでまたずっと使えるわね」と笑顔で肩にかけてくださり、とても安心しました。

思い入れのあるバッグとの事でしたので、外したパーツもキレイにまとめてお持ち帰り
いただきました＾＾

お客さまの「大切」をつなげるお手伝いが出来て、嬉しいお仕事でした＾＾

studio KERY